ドンタコスとの出会い② - 2009.02.24 Tue
病院に着くと、診察待ちが2組いた。
ドキドキしながら待っていると名前が呼ばれた。その間、箱の中の子猫は鳴きもしなかった。
ほんの数分前に保護した子猫なので、先生への状況説明にも苦労した。
下僕2が通勤途中に何度か見掛けた時の話では、母猫と他に兄弟(3兄弟だった)がいたらしい。
前足を怪我をしたせいで、一緒に行動ができなくなったのだろう。
先生が箱から出そうとすると、先程までの子猫とは別猫のように大暴れ。
あの弱った体のどこにそんな力が残っていたのだろう。
でも声は出せないみたいで、パペマペの牛くんみたいに大きな口を開けるだけだった。
先生から「このままでは診察できないので鎮静を掛けます」と言われ私達は待合室へ。
1時間半くらいして、先生から色々と説明があった。
左前足を骨折(複雑骨折)してて外傷がひどくて(肘から先の皮膚が落ちた状態)で
これから先、沢山の治療費と時間が掛かる事。
もし今日処置しても、低体重と貧血と腎機能低下でこのまま助かるかどうかわからない事。
もし助かったとしても前足は不自由になるから、将来的には断脚が必要になるとの事。
今は麻酔に耐えられる状態ではないので、手術はある程度回復してからになる事。
予想してたよりも悪い結果に思わずポロポロと涙が…
後先考えずに子猫を保護したのは、私の偽善だったのかなっと先生に聞いてしまった。
野良猫の平均寿命は3年らしい。この子猫がこのまま死んでもこの子の運命ですと言われた。
もし私達がこの子猫と一緒に暮らすんだったら、それなりの覚悟がいると言われた。
今思うと、先生は私達を試すために色々と厳しい事をおっしゃったのかもしれない。
治療が終わって、薬と一緒に「里親の探し方」をプリントしたものを頂いた。
多分、私達が今後この子猫をどうするか迷っていたのがわかったんだろうな。
小さなケージに入れられて出てきた子猫は、先生お手製のエリザベスカラーをつけて
自分の体重の半分はありそうなギプスをした哀れな姿だった。
あまりに汚かったのでお尻周辺を洗って下さったそうだけど、ボロ雑巾みたいだった。
目は目やにで開いてないし臭いし、子猫は可愛いというイメージには程遠い子猫でした。
病院で一日分のご飯と猫砂を頂いて、駅前まで戻ってタクシーに乗って自宅へ。
自宅についても鎮静剤のせいで朦朧とした子猫はグッタリして動かない。
0時近くになると意識がしっかりしてきたのか、立ち上がろうとするが足が重くてうまく立てない。
その状態でも私達を敵認識してるのか、大きな口を開けて威嚇する。相変わらず声は出てない。
ケージの中に手を入れられる状態ではなかったので、100均の隙間に落ちた物を拾うグッズで
ご飯を入れた小さなカップを掴んで子猫の近くへ。おっ、ちょっと食べた。よかった。
寝てる子猫の腰のあたりにタオルで包んだ使い捨てカイロを置いて、夫婦で子猫を見つめる
長い夜は続くのでした。
ぐったりドンタコス

顔もがびがびドンタコス

ドキドキしながら待っていると名前が呼ばれた。その間、箱の中の子猫は鳴きもしなかった。
ほんの数分前に保護した子猫なので、先生への状況説明にも苦労した。
下僕2が通勤途中に何度か見掛けた時の話では、母猫と他に兄弟(3兄弟だった)がいたらしい。
前足を怪我をしたせいで、一緒に行動ができなくなったのだろう。
先生が箱から出そうとすると、先程までの子猫とは別猫のように大暴れ。
あの弱った体のどこにそんな力が残っていたのだろう。
でも声は出せないみたいで、パペマペの牛くんみたいに大きな口を開けるだけだった。
先生から「このままでは診察できないので鎮静を掛けます」と言われ私達は待合室へ。
1時間半くらいして、先生から色々と説明があった。
左前足を骨折(複雑骨折)してて外傷がひどくて(肘から先の皮膚が落ちた状態)で
これから先、沢山の治療費と時間が掛かる事。
もし今日処置しても、低体重と貧血と腎機能低下でこのまま助かるかどうかわからない事。
もし助かったとしても前足は不自由になるから、将来的には断脚が必要になるとの事。
今は麻酔に耐えられる状態ではないので、手術はある程度回復してからになる事。
予想してたよりも悪い結果に思わずポロポロと涙が…
後先考えずに子猫を保護したのは、私の偽善だったのかなっと先生に聞いてしまった。
野良猫の平均寿命は3年らしい。この子猫がこのまま死んでもこの子の運命ですと言われた。
もし私達がこの子猫と一緒に暮らすんだったら、それなりの覚悟がいると言われた。
今思うと、先生は私達を試すために色々と厳しい事をおっしゃったのかもしれない。
治療が終わって、薬と一緒に「里親の探し方」をプリントしたものを頂いた。
多分、私達が今後この子猫をどうするか迷っていたのがわかったんだろうな。
小さなケージに入れられて出てきた子猫は、先生お手製のエリザベスカラーをつけて
自分の体重の半分はありそうなギプスをした哀れな姿だった。
あまりに汚かったのでお尻周辺を洗って下さったそうだけど、ボロ雑巾みたいだった。
目は目やにで開いてないし臭いし、子猫は可愛いというイメージには程遠い子猫でした。
病院で一日分のご飯と猫砂を頂いて、駅前まで戻ってタクシーに乗って自宅へ。
自宅についても鎮静剤のせいで朦朧とした子猫はグッタリして動かない。
0時近くになると意識がしっかりしてきたのか、立ち上がろうとするが足が重くてうまく立てない。
その状態でも私達を敵認識してるのか、大きな口を開けて威嚇する。相変わらず声は出てない。
ケージの中に手を入れられる状態ではなかったので、100均の隙間に落ちた物を拾うグッズで
ご飯を入れた小さなカップを掴んで子猫の近くへ。おっ、ちょっと食べた。よかった。
寝てる子猫の腰のあたりにタオルで包んだ使い捨てカイロを置いて、夫婦で子猫を見つめる
長い夜は続くのでした。
ぐったりドンタコス

顔もがびがびドンタコス

ドンタコスとの出会い① - 2009.02.23 Mon
女の子なのになぜドンタコスか?
獣医さんに持ち込んだ時の箱が湖池屋のドンタコスだったと言う単純な理由。
これから出会いも折り混ぜてぼちぼち書いていこうと思います。
ドンタコスとの出会いは、暑さ真っ盛りの去年(2008年)の8/16日。
この日は下僕2(夫)の伯父さんのお見舞いのため、
下僕2と最寄の駅に向かって歩いていました。
通り道の仏壇屋さんの駐車スペースに、前足を当社比3倍ってくらいに腫らして
ビッコをひいてる子猫が人目を避けるように鉢植えの陰に隠れていました。
少し近づいて見てみると、足先は皮膚が壊死しかかって真っ黒な状態。
今から行かないといけない場所があるし、でもこの子猫どうしよう…っと暫く葛藤。
もし捕獲できたらと、もう一歩にじり寄ったら足を引きずりながら奥に隠れてしまいました。
その時は時間がなくて諦めたけど、一日中その子猫が気になって仕方がなかった。
帰りにもう一度その仏壇屋の前を通って、あの子猫がいたら取りあえず助けようと
コンビニでおびき寄せるための『焼きかつお』を買ってその場所へ。
探し回ったけどいない…諦めてその場を離れようとしたら
いました! 横の駐輪場の自転車の陰でうずくまってた。
下僕2はダンボールを貰いにコンビニにダッシュ。
私は『焼きかつお』を子猫の方にちぎっては投げてを繰り返し
少しずつこちらにおびき寄せて拉致。
私達夫婦の行動は明らかに怪しい…通行人に不審人物認定されていました。
取りあえず、その場所から一番近い動物病院をネットで探して電話。
ダンボールの底と蓋が開かないように押えながら病院に到着。
長い夜はこれから始まるのです。
この続きはまた後日
獣医さんに持ち込んだ時の箱が湖池屋のドンタコスだったと言う単純な理由。
これから出会いも折り混ぜてぼちぼち書いていこうと思います。
ドンタコスとの出会いは、暑さ真っ盛りの去年(2008年)の8/16日。
この日は下僕2(夫)の伯父さんのお見舞いのため、
下僕2と最寄の駅に向かって歩いていました。
通り道の仏壇屋さんの駐車スペースに、前足を当社比3倍ってくらいに腫らして
ビッコをひいてる子猫が人目を避けるように鉢植えの陰に隠れていました。
少し近づいて見てみると、足先は皮膚が壊死しかかって真っ黒な状態。
今から行かないといけない場所があるし、でもこの子猫どうしよう…っと暫く葛藤。
もし捕獲できたらと、もう一歩にじり寄ったら足を引きずりながら奥に隠れてしまいました。
その時は時間がなくて諦めたけど、一日中その子猫が気になって仕方がなかった。
帰りにもう一度その仏壇屋の前を通って、あの子猫がいたら取りあえず助けようと
コンビニでおびき寄せるための『焼きかつお』を買ってその場所へ。
探し回ったけどいない…諦めてその場を離れようとしたら
いました! 横の駐輪場の自転車の陰でうずくまってた。
下僕2はダンボールを貰いにコンビニにダッシュ。
私は『焼きかつお』を子猫の方にちぎっては投げてを繰り返し
少しずつこちらにおびき寄せて拉致。
私達夫婦の行動は明らかに怪しい…通行人に不審人物認定されていました。
取りあえず、その場所から一番近い動物病院をネットで探して電話。
ダンボールの底と蓋が開かないように押えながら病院に到着。
長い夜はこれから始まるのです。
この続きはまた後日